2020/10/30

人事職転職で40~50代が年収増・キャリアアップを目指すには?有利なスキル・経験や転職事情を解説

人事職は、人材採用や人事評価、人材開発などいくつもの業務分野があり、さまざまなスキルや知識が必要とされます。人事職は経営に近く責任も大きい仕事なので、特に40代や50代で転職する場合は高い収入やキャリアアップを目指すことが可能です。ただし、会社によって人事職の業務や役割が異なるため、転職の際はあらかじめ転職事情を知っておくことが欠かせません。本記事では、人事職として40代や50代の方が転職する際に有利な経験・スキルや、成功のポイントを紹介します。

40~50代の人事職転職で年収増・キャリアアップにつながりやすい経験

人事職として40代や50代の方が転職する際は、これまで培ってきた経験を生かすことで活躍の場が広がります。転職で年収アップやキャリアアップを目指す際は、自分のどのような経験が評価されやすいのか知っておくと有利です。

人事部門の幅広い業務経験

人事部門の仕事はさまざまな種類がありますが、幅広い業務を経験していると有利になるでしょう。

人事部門には、人材採用や人事評価、人材開発、労務管理、人事企画などさまざまな業務があります。中小・中堅企業では、人事担当者が複数の業務を担当するケースもありますが、大企業ではそれぞれ担当分野が分けられていることもあり、そのセクターを深く知る代わりにその他の業務にはあまり詳しくならないケースもあるのが特徴です。

40代や50代で人事職としてキャリアアップを目指す場合、選択肢の1つとして、転職によって人事部門の責任者のポストに就くという方法が挙げられます。ただし、人事部を統括する人材には、あらゆる人事業務への知識を求められるのが普通です。そのため、50代で人事職として転職する際は、幅広い業務経験があると有利になります。

事業部門での実務経験

事業部門での実務経験も大切です。

例えば、重要な人事業務の1つに人材採用がありますが、人材を募集する際に、その会社や職種で働くことの魅力を自分の言葉で説明できなければ、効果的な訴求をするのは難しいでしょう。一方、採用担当者に実務経験があれば説得力のあるアピールができます。

また、人事評価を担当する場合も、事業部門での実務経験があり現場の事情を知っていれば、実態に即した人事評価制度を構築しやすいのは間違いありません。

このように、事業部門での実務経験があれば、転職の際に人事担当者として実効性のある施策を打てることをアピールしやすいのです。

40~50代が人事職の転職で待遇アップ・キャリアアップするために必要なスキル

人事職として40代や50代で転職して高収入やキャリアアップを目指すためには、いくつか役立つスキルがあります。転職の際は、会社側から求められる要件を知り、しっかりアピールすることが大切です。

マネジメントスキル

40代や50代の人事職人材をあえて外部から募集する会社は、人事部門の責任者や経営幹部候補としての活躍を期待しているケースが少なくありません。また、その時点で経営幹部までは考えていないとしても、40代や50代は中堅の位置付けであり、何らかのセクターの責任者を任せたいと考えている可能性は大いにあります。

そのような場合に求められるのがマネジメントスキルです。人事部長や人事担当役員などのポストは、人事部門のさまざまな業務について広く理解した上で、組織をまとめあげる力が必要とされます。採用や労務管理など特定の部署のトップには、その分野のスペシャリストとしての知識と、なおかつ部下を管理できるスキルも必要です。

営業・広報スキル

事業部門の中でも、営業やマーケティング、広報のスキルがあると役立ちます。

特に人材採用においては企業のブランドイメージを高め、入社しようか迷っている人材に対して自社の魅力を訴求する力が必要です。つまり、人材採用は、マーケティング部門において製品のプロモーションを行ったり、あるいは営業部門において見込み顧客との商談で製品の良さプレゼンテーションしたりといった仕事と同じように、人を動かす力が求められます。

特に、近年は高度デジタル化が進み、専門的な技術力を持ったエンジニアの獲得競争は激化している状況です。そこで、営業スキルやマーケティングスキルのある人事担当者は転職市場での評価も高く、採用の責任者などのポストに就ける可能性があります。

経営・財務スキル

経営や財務関連のスキルも大切です。

人事部門は企業経営の中でも特に中核的な役割を担っています。人事評価や人材開発、組織構築などは組織運営の根本であり、経営者にとっても重要度の高い要素です。

また、財務スキルも役立ちます。社員の給料はコストの大部分を占めていることが多く、人事担当者が作成する人事評価制度や報酬体系は企業の業績に大きな影響を与えます。つまり、人事制度は企業財務と不可分一体のものなのです。

そのため、経営や財務に精通していれば、人事職として責任ある役職に就いて高収入を目指しやすくなります。

転職時に知っておきたい!企業規模で変わる人事業務の幅

同じ人事職でも、企業規模によって人事の仕事は大きく異なる傾向があります。転職する際は、両者のメリットとデメリットを知った上で、自分に合う方を選ぶことが大切です。ここでは中小・中堅企業と大企業に分けて、人事業務の特徴を紹介します。

中小・中堅企業なら業務の幅は広い

中小・中堅企業では、人事職に幅広い業務を担当させる傾向があります。

中小規模の企業は、大企業に比べて少ない人数で業務を回さなければなりません。そのためには従業員1人当たりの業務範囲を広げる必要があります。そこで、中小・中堅企業の人事部門は、人材採用や労務管理といった業務ごとに担当者を厳密に分けるのではなく、担当業務の境界線を曖昧にすることで人事部門の従業員それぞれが複数の業務を掛け持ちできるような仕組みになっていることが多いのです。

担当する業務の幅が広ければ、人事職として多くのスキルが身に付くというメリットがあります。今後のキャリアアップに向けて幅広くスキルを身に付けたい方や、40代や50代でこれまで総合的に培ってきた人事スキルを最大限生かしたいという方には適している可能性が高いです。

大企業なら業務が分業化されている

大企業では人事業務が分業化されている傾向があります。

大企業は、人材の数が充実しているため、人材採用や人材開発、労務管理といった分野ごとにセクションを区切り、人事職のスタッフはそれぞれが決められた領域だけを担当するのが一般的です。

分業体制の場合、例えば採用担当者は採用活動に集中できるので採用のスペシャリストになり、労務管理の担当者は労務管理のスペシャリストになれるというメリットがあります。一方、他の分野を経験する機会が少ないため、人事業務全体についての総合的なスキルを獲得しにくい点はデメリットです。

特定の強みを磨いてスペシャリストとして活躍したい方や、自分の得意分野のスキルを発揮することで収入増やキャリアアップを狙いたい方には適しているといえます。

人事職の転職で40~50代が成功するためには?

人事職として40代や50代の方が転職に成功するには、いくつか意識すると良いポイントがあります。ここでは3つ紹介しましょう。

スキル・経験を活かせる会社を選ぶ

転職先でスキルや経験を生かせるかどうかを判断しておくことが大切です。

会社によって人事職の役割は大きく異なります。中小・中堅企業のように幅広い人事業務をこなすゼネラリストの役割を求めることもあれば、大企業のように人事評価や労務管理など特定業務のスペシャリストの役割を期待することもあり、どちらを取るかはその会社次第です。

いずれの場合でも、40代や50代で転職する場合は即戦力として高い能力を発揮することが期待されます。転職では、会社が求めるものと自身の強みが合致したときに高収入やキャリアアップにつながるものです。成功するためにはスキルや経験の棚卸しをし、その上で活躍できる会社を選ぶことが欠かせません。

経営者の考え方に共感できる会社を選ぶ

会社選びでは経営者の考え方や企業理念に共感できるかどうかも大切です。

人材採用や人事評価といった人事領域には、企業理念や経営方針が大きく反映されます。例えば、チャレンジに積極的で自由な社風なのか、年功序列で秩序を重んじる社風なのかによって、人事の方針は全く異なるものです。

また、人事は経営方針を反映する仕事であるため、人事職は経営陣と直接やりとりする機会も多くなる傾向があります。特に40代や50代での転職あれば経営幹部のポストが用意されていることもあり、会社トップとの距離が緊密になるケースも普

エージェントを活用する

転職エージェントに相談することも効果的です。

人事職は人事のプロですが、自分が築いてきた長いキャリアやスキル、経験を洗い出し、さらに自分が活躍できる会社を客観的に選ぶことは簡単ではありません。また、40代や50代の人事職は企業の中核的なポジションであるケースも多いため、そもそも優良な案件ほど非公開になっていることが普通です。

転職エージェントに相談すれば、経歴や希望条件のヒアリングや条件交渉まで、一貫してサポートを受けられます。また、経歴や条件が合う方は非公開の優良案件の紹介を受けた上で、経営者との直接面談を依頼することも可能です。

人事職の転職で収入アップや責任あるポジションを目指したい方は、転職エージェントを活用するメリットは大きいといえます。

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人事の仕事内容

人事職は、人材採用や人事評価、人材開発や研修、労務管理、人事企画などが主な仕事内容です。経営資源のヒト・モノ・カネのうち、経営では最も重要な人に関する領域であり、従業員のやる気や能力を引き出したり、組織を活性化したりすることで企業業績の向上を支えます。人事業務はさまざまな領域がありますが、中小規模の会社では幅広い分野を担当することが多く、大企業では分業化されていることが一般的です。

人事のやりがい

人事職は、人材採用や人事評価など、会社に関わる人に広く影響する仕事で、責任も大きいといえます。また、採用や人事異動などは経営方針が大きく反映されるものであり、実際に経営陣と綿密に相談しながら業務を進めることもあって、経営の一部分に携われるという点が魅力です。責任が大きく、経営分野への知識も求められますが、自分が手がけた施策によって組織のパフォーマンスが向上したといった成果が出た場合は大きな達成感を得られます。
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