2020/12/03

【事例紹介】転職回数で不利になる?経験を活かして転職に成功する方法

転職回数が多い場合、「今後の転職で不利になるのでは」と心配になることがありますが、実際は人によって異なります。転職を重ねる中でスキルや実績を積み重ねてきた場合は会社側からの評価が高くなるものです。本記事では年代ごとの平均的な転職回数や傾向と、会社側が転職回数を気にする理由を解説。良い転職パターンとそうでないパターン、そして経験を活かして転職に成功するポイントや成功事例を紹介します。

年代別!平均的な転職回数とその傾向とは?

転職活動の際に、「一般的な水準に比べて自分の転職回数が多いのか少ないのか」を判断するには、平均的な転職回数を知ることが役立ちます。ここでは30代から50代の年代別に転職回数の割合を紹介します。

30代

厚生労働省「中途採用に係る現状等について」によると、初職が正規雇用の30代のうち転職経験がない人はおよそ半数でした。転職経験が1回の人は2割弱で、2回以上の人は2~3割弱という結果です。

リクルートワークス研究所によると、30代の転職理由としては、仕事内容、人間関係、労働条件や勤務地、賃金などへの不満が多く挙げられていました。

40代

厚生労働省の同調査によると、初職が正規雇用の40代のうち転職経験がない人はおよそ4割でした。転職経験が1回の人は2割弱で30代と同等でしたが、2回以上の人は4割弱と30代よりも増えています。

リクルートワークス研究所によると、40代の転職理由として多かったのは、賃金、人間関係、仕事内容、会社の将来性や雇用の安定などへの不満や不安でした。

50代

厚生労働省の同調査によると、初職が正規雇用の50代のうち転職経験がない人は3~4割弱でした。転職経験が1回の人は2割弱で30代や40代と同等で、2回以上の人は4割弱と40代と同じ水準です。

同じくリクルートワークス研究所によると、50代の転職理由として多かったのは、人間関係、賃金、仕事内容への不満や、会社の将来性や雇用の安定などへの不安でした。また、50代は定年退職や役職定年を機に転職を検討するケースも多いようです。

会社側が転職回数を気にする理由

一般的に、中途採用において会社側は応募者の転職回数を気にするとされています。これは、転職回数は「その人材が長く勤めてくれるかどうか」の判断基準になるのに加えて、転職してきた背景を知ればその人材の能力や資質を知るための参考になるためです。ここでは会社側が転職回数に関連してどのようなポイントに注目しているのかを紹介します。

長く働いてくれる人材か知りたい

会社側が転職回数を気にする理由の1つは、応募者が長く働いてくれる人材かどうかを知りたいからです。

会社側は、時間や費用をかけて新しい人材を採用する以上、なるべく長い間働いてもらいたいと思っています。また、長く働くだけでなく、活躍することで会社に利益をもたらしてほしいと考えるものです。

転職回数が多い応募者の場合、会社側からすると「採用してもすぐに辞めてしまうのではないか」、「耐性や適応力が欠けているのではないか」という心配の原因になります。そこで、転職回数が多い場合は応募者の熱意や適性を念入りにチェックするのです。

仕事におけるこだわりを知りたい

「仕事におけるこだわりを知りたい」ということも、会社側が転職回数を気にする理由の1つです。

仕事におけるこだわりとは、「働く上で何を大切にしているのか」と言い換えることができます。仕事を構成する要素は、仕事内容ややりがい、裁量、役職、報酬、労働条件などさまざまです。人によって優先順位は異なるので、職場環境と本人の相性が必ず合うわけではありません。

転職経験がある場合、本人のこだわりと過去の職場がマッチしていなかったと考えられます。新しい職場でも、会社と応募者の価値観がかけ離れていれば、過去と同じく双方にとって不幸な結果に終わる可能性が高いと考えられます。そこで、あらかじめ応募者のこだわりを確かめ、自社の相性を検討しておくことで、双方が満足できる結果になるかを判断する狙いがあります。

どのようにキャリア形成してきたのか知りたい

会社側が転職回数を知りたい別の理由は、本人がどのようにキャリアを形成してきたのか知りたいからです。

転職はキャリア形成に大きく影響します。例えば、その時の人間関係や賃金が不満だというだけで、優れた育成カリキュラムを持つ会社を数年で退職してしまうと、本人の成長が止まってしまいかねません。一方、その職場で業務を一通り経験して学習すべきことを全て習得してしまった時、思い切ってさらに成長機会の多い職場に転職するのはキャリア形成に大きく役立ちます。

このように、転職の回数とその理由を掘り下げれば、「応募者がこれまでどのようにキャリアを積み重ねてきたのか」のヒントになるのです。このポイントを探ることで、自社でも活躍できる人材なのかを判断しようとします。

転職回数が多いと不利?評価が下がるパターン

会社側は、採用する人材に対して、長く活躍して利益貢献することを期待しているものです。そのため、応募者の転職回数が多いと、会社側から「入社してもすぐに退職するのでは」と懸念されてしまい、選考で不利になることがあります。

また、回数だけでなく動機も重要です。例えば、待遇や労働条件が不満で転職を繰り返してきた場合、「仕事のやりがいやキャリア形成よりも条件を重視している人材なので、自社でしっかり教育しても待遇が不満になった時点で辞めてしまうのでは」と敬遠される可能性があります。

他にも、人間関係が原因で転職を繰り返してきた場合も注意が必要です。人間同士にはどうしても相性が合わないケースがあるのも確かですが、一方でどのような職場にも溶け込める人も存在します。これまで数々の職場が合わなかった応募者は、コミュニケーション能力に問題があると見なされて評価が下がってしまうリスクもゼロではありません。

良い転職回数の重ね方とは?4つのパターン

転職回数が多いからといって必ず不利になるわけではありません。転職を繰り返す中で、しっかりと経験を積み、実績も出してきたのなら転職では有利です。ここでは、良い転職の重ね方をしてきており、転職市場での評価が高い人材のパターンを紹介します。

明確な方向性がある

1つ目は、転職に明確な方向性がある場合です。方向性とは、やりがいや裁量など、仕事におけるこだわりを指します。

何らかの方向性を一貫して掲げてきた人材の場合、これまでの転職経験が有意義だった可能性が高いと考えられます。例えば、「裁量の大きな仕事をしたい」というこだわりを持ってきた場合、新卒の会社で一通りの業務を経験してスキルがついたところでリーダーに挑戦したいものの、年功序列が理由で任せてもらえなかったので、その仕事に挑戦するために転職してきたというケースが挙げられます。

このような人材は、明らかな向上心があり、しかも自分の成長のために転職という手段を効果的に選んできた好例です。同年代の中でも市場価値は高くなるでしょう。

キャリアアップにつなげている

2つ目は、転職でキャリアアップに成功している場合です。キャリアアップとは、グレードが上がったり、実際に役職が上がったりすることを指します。

やりがいや充実感を求めて転職を決断する人は多いですが、違う環境に移ったからといって実際にキャリアにとってプラスになるかどうかは別の問題です。転職によって効果的に経験を積んで上の役職を任されてきた人も存在する一方で、同じような水準から抜け出せないという人もいます。

前者のように、転職を重ねるごとにキャリアアップしてきた場合は、その経歴自体がこれまでの会社で評価を受けてきたことの証明です。良い転職を重ねてきたことが分かるため、転職回数が多くても高く評価されます。

経験・スキルを身につけている

3つ目は、転職の度に経験やスキルを身につけてきた場合です。

転職はプロフェッショナルとしての成長という点でも、スキル獲得という点でも大きなメリットがあります。例えば、「現職ではマネージャーのポストが詰まっているので上に行けない」という場合、挑戦できる職場に転職すればプロとしてより早く成長できるでしょう。他にも、専門スキルを持つ人材が多い会社に転職すれば、より高度なスキルを身につけることが可能です。

このように、転職によって業務を幅広く経験したり、高度なスキルを獲得したりしてきた場合は良い転職経験といえます。このような人材は同年代の中でも優秀であるため、強い引き合いがあるでしょう。

業績・利益に貢献している

4つ目は、業績や利益に貢献してきた場合です。

会社側が中途人材を採用する場合、「その人材を採用した場合、どれほど自社に利益をもたらしてくれるのか」に強い関心を持ちます。長く働いてくれる人材が欲しいのも、長く活躍することで長期的に利益を生み出すことを期待するからです。また、応募者の経験やスキルなどを聞くのも、結局のところスキルを生かして業績に貢献してほしいからに他なりません。

そのため、これまで在籍してきた会社で利益に貢献できていた人材は、別の会社からも強く興味を持たれます。特に、転職回数が多く、そのほとんどの会社で利益を生んできたような場合は、「どのような環境でもパフォーマンスを出せる貴重な人材」として、好条件のオファーが期待できるでしょう。

転職回数を武器に!経験を活かして転職活動に成功するポイント

転職回数が多い場合でも、スキルや経験を積み、有意義なキャリアを形成してきた人材は会社側から関心を持たれやすくなります。これまでの豊富な経験を活かして、さらに別の場所で活躍するためには、しっかり経験や実績をアピールすることが大切です。ここでは転職経験がある方が、次の転職に成功するためのポイントを紹介します。

経験・実績をアピールする

在籍してきた会社ごとに、どのような経験を積み、どのような実績を挙げてきたのかをアピールしましょう。

会社側が求めているのは、能力が高く長い間にわたって利益に貢献してくれる人材です。しかし、転職回数が多いと、仮にそれが良い転職であったとしても、良い印象を抱かれないこともあります。そこで、過去の転職経験は有益なもので、次の会社でも力になれる人材だということを確実に伝えることが大切です。

まず書類選考がある場合は、履歴書や職務経歴書を工夫する必要があります。職務経歴書にはこれまでの経歴を並べることになりますが、転職回数が多い場合にそのまま記述してしまうと「転職を繰り返している」という印象を与えてしまいかねません。そこで、職務経歴書の冒頭にこれまでの職務経験を具体的かつシンプルに記載するのも1つの方法です。こうすることで、要点が伝わりやすくなるだけでなく、まず経験やスキルをアピールして関心を持ってもらいやすくなります。

また、面談では転職回数について質問されることが予想されるので、しっかりシミュレーションをしておきましょう。回数が多くても、スキルを身につけてきたことや実績を重ねてきたことなどを説明すれば好印象です。

転職エージェントを活用する

転職で成功するためには転職エージェントを活用することも有効です。

転職経験が多い場合、経験や身につけてきたスキルも豊富なので、自分1人で過去を洗い出すことは簡単ではありません。また、自分の経験やスキルが特定できても、それがどのようなフィールドであれば最も生かしやすいのか客観視するのは難しいものです。

転職エージェントに相談すれば、過去の経験の洗い出しや自己分析のサポートを受けたり、転職回数の多さを武器として訴求するためのアドバイスを受けたりすることができます。さらに、非公開を含む求人案件の中から、最もマッチするオファーが提案されることもあり、満足度の高い結果につながりやすいのです。

【事例】前職経験を活かして高い待遇・裁量権あるポストに移籍したケース

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下記は、前職で大手アパレルメーカーの事業部長として、3億円の赤字が出ていた部門を2年間で黒字転換させた方が、別のアパレル企業において業態転換の責任者として迎えられたケースです。


「小売からSPA企業への業態転向を実現する推進役として移籍」


下記は、前職で営業支店長として、就任1年のうちに前年比140%の売上アップを果たした実績を持つ方が、別の会社で部長代理として年収300万円アップで迎えられたケースです。


「管掌範囲の拡大にも関わらず昇給が伴わず転職を検討。結果、年収300万円アップに成功。」


このように、優れた経験がある方は、転職先で高い待遇やキャリアアップを果たすことができます。

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