2020/07/14

管理職の転職が難しい4つの理由と転職するメリット、デメリットとは?

管理職の転職は、一般的に求人探しなどが難しい一方、キャリアの選択肢が広がり、裁量権や収入のアップも期待できます。本記事では管理職の仕事や求められるスキルを振り返った上で、転職のメリットやデメリットを紹介します。

管理職の転職は難しい? 事前に気をつけておきたいこと

管理職の転職は、一般的に求人探しなどが難しい一方、キャリアの選択肢が広がり、裁量権や収入のアップも期待できます。本記事では管理職の仕事や求められるスキルを振り返った上で、転職のメリットやデメリットを紹介します。 なお、本記事の最後には、管理職の方がこれまでの知識やご経験を活かせる転職・求人案件例を一覧で掲載しています。管理職として新しいキャリアに挑戦したい方や、より好条件の案件にご興味がある方はご覧になってはいかがでしょうか。

管理職の定義

管理職とは、一定の決裁権を持ち、部下を管理監督する役職を指します。一般的には部長、課長、係長といった役職名がありますが、呼び名は他にもさまざまです。 なお、労働基準法によると、重要な職務を担い、経営者と一体の立場にあって労働時間、休憩、休日などの規定を受けず自由裁量で働く労働者が「管理監督者」と定義されています。 これらは一括りに管理職と呼ばれることもありますが、実際は管理職の定義は企業ごとに異なるものです。以下では、管理職は裁量権を持つ責任ある役職として話を進めます。

管理職の仕事

管理職の仕事は、大きく分けると3種類です。 ①業務の企画・遂行 プロジェクトの責任者として納期、品質、コストなどを管理します。 ②人材開発やマネジメント 部下の能力やモチベーションを引き出し、また健康や安全面にも配慮します。 ③経営理念やルール・モラルの浸透 組織のメンバーをプロフェッショナルや組織人としてのあるべき姿に導きます。

管理職の転職が難しいと言われている理由

管理職の転職は一般的なポストに比べて難しいとされていますが、その理由はさまざまです。ここでは主な4つのポイントを紹介します。

一般的な転職サイトでは自分に合った求人が見つからない

管理職は自分に合う求人を見つけにくいという問題があります。管理職の求人案件はどのような転職サイトでも公開されているわけではありません。通常の転職サイトでは非管理職の案件が多くを占めており、管理職向けの求人の公開数は少ないか、あるいは非公開ということも普通です。

管理職募集の求人数の割合が少ない

管理職を募集する求人の割合が少ないことも理由の1つです。管理職は、非管理職に比べてポストの数がもともと少ない傾向にあるため、必然的に求人数も限られます。転職希望者は限られた枠の中で争うため、希望の求人に転職できる可能性は低くなるのです。

1つの企業での管理職経験が長いとスキル・経験面で判断されにくい

管理職としての能力や経験の判断が難しいという問題もあります。例えば、1つの企業での管理職経験が長い場合、管理者としての能力が高いのか、それとも慣れ親しんだ組織だから務まっているのかを外部の面接官が判断するのは簡単ではありません。転職の際は、管理能力の高さを客観的に示すことが課題なのです。

管理職に求めるレベルが企業によって異なる

また、企業ごとに管理職に要求する水準が異なることも挙げられます。緩やかな風土の企業がある一方、部署のパフォーマンスにシビアな企業もあるものです。あるいは、それまでの企業ではプレイヤーとしての能力さえ高ければ管理職になれたとしても、別の企業ではむしろ人材育成能力を要求されるケースもあります。ただ管理職経験があるからといって、別の企業でも必ず通用するとは言えないのです。

管理職が転職先企業から求められる3つのスキル

管理職の方が転職を目指す場合、どのようなスキルが求められるのかを知っておくことが重要です。ここでは主な3つのスキルを紹介します。

①テクニカルスキル

テクニカルスキルとは、特定の職務を遂行するために不可欠な専門知識や技術を指します。 テクニカルスキルは業種や職種ごとに大きく異なることが普通です。例えば、マーケティング職であれば情報収集力や分析力、企画発案力などが求められるのに対して、ソフトウエア開発ではプログラミング言語やシステム構築に関する技術的知見が求められます。管理職はその分野のプロフェッショナルを取りまとめたり、人材を育成したりする役割です。業務領域についての専門的な知見や技術は欠かせません。

②ヒューマンスキル

ヒューマンスキルとは、人間関係を構築し、良好に維持する能力を指します。管理職は、部下や関連部署、上層部、取引先など幅広い関係者とコミュニケーションを取らなければなりません。特定分野の専門知識や技術的な知見だけでなく、あらゆる関係者と円滑に協力する力が求められます。 対外的なヒューマンスキルとしては、交渉力や調整能力、プレゼンテーション能力が必要です。部下の育成や管理に関しては、リーダーシップやコーチング力、ファシリテーション能力などが挙げられます。その他にも、基礎的な資質として向上心や他者を動機付けする能力も重要です。

③コンセプチャルスキル

コンセプチャルスキルとは、概念化能力とも呼ばれ、本質的な思考をする能力を指します。管理職は、業務を取り巻く複雑な環境の中で、組織を導いたり関係者と協力したりしながら成果を引き出さなければなりません。そのためには、起こっている事象や問題を正確に理解し、限られたリソースを適確に活用する必要があります。 コンセプチャルスキルの例としては、ロジカルシンキングやクリティカルシンキングなどが代表的です。また、全体を見渡す俯瞰力や、特定の考え方に囚われないための多面的思考力、情報への感度を高めるための知的好奇心や洞察力も求められます。

管理職が転職することのメリット

先に管理職の転職が難しい理由を解説しましたが、優れた人材には有利な求人もあり、転職するメリットは少なくありません。ここでは管理職が転職するメリットを紹介します。

年収アップ・キャリアアップ

年収を高めたり、キャリアの選択肢を広げたりできる点は魅力です。 特に大企業の場合は、管理職のポストは限られているのに人材が詰まっており、自身のキャリアアップが目指しにくいというケースもあります。これでは、より高い役職に就いて収入を増やしたり、自分の裁量を増やしたりすることは困難です。 しかし、外部にも目を向ければ、管理職人材が枯渇しており、より高い待遇あるいは権限の大きいポジションで経験者を迎え入れたい企業もあります。

非管理者と比べてヘッドハンティングを受けやすい

管理職人材は、管理職でない人材よりも外部から魅力的なオファーを受けられる可能性があります。 ヘッドハンティングといった外部からの求人オファーは、実績の少ない若手社員に来ることは珍しく、経験や実績の豊富な管理職以上の人材に来ることが普通です。管理職として何らかの実績や能力があれば、ヘッドハンティングを受けたり、ハイクラスの転職サービスを活用できたりするので、条件の良い求人案件に応募できるチャンスが増えます。

管理職が転職することのデメリット

管理職の転職にはデメリットもあり、あらかじめ注意することが大切です。ここでは管理職が転職するデメリットを紹介します。

転職先企業で成果を求められることに対するプレッシャー

通常の求人よりも成果に対するプレッシャーが高まるのは確かです。 先述の通り、管理職は業務遂行や人間関係、思考に関するスキルを高い水準で要求されます。管理職人材を募集している企業の場合、実務経験が豊富なプロフェッショナルを求めていると考えるのが自然です。当然ながら、能力の水準や業績への評価はシビアになります。

管理職”候補”の求人で求めていたキャリアにならなかった

求人によっては、想定していたキャリアと異なっていたというケースもありえます。求人内容から事業責任者と解釈していたのに、実際には責任者候補だという可能性もゼロではありません。 また、管理職の定義や部課長といった役職の役割は、企業によって異なるのが普通です。部長という肩書きの求人で裁量権のある仕事を想定していたのに、実際には補佐的な役割だということもありえます。

【サービス紹介】『転機』では管理職向けの求人を数多く扱っています

会員登録

会員様のご経歴に応じて、特別案件としてお知らせしております。
※会員登録は無料です。

管理職の転職・求人案件例

72
 
 
1

小売業(日用品) 海外事業責任者 部長クラス 年収2000万円

  • 年収:~2000万円
  • ミッション:海外事業の責任者として、現在日本全国で展開している医療・福祉施設向けの日用品販売事業を新たに海外で立ち上げ、運営していただきます。
  • ミッション:海外事業の責任者として、現在日本全国で展開している医療・福祉施設向けの日用品販売事業を新たに海外で立ち上げ、運営していただきます。

専門商社(食品) 管理部門統括 部長クラス 年収1700万円

  • 年収:~1700万円
  • ミッション:管理部門の責任者として、経理・人事・総務を統括していただきます。会社の帳票・社内ルール・チェック機能の整備や、経営や他部門と連携した戦略の立案・推進を通じ、海外事業強化を見据えた社内管理体制を構築していただきます。
  • ミッション:管理部門の責任者として、経理・人事・総務を統括していただきます。会社の帳票・社内ルール・チェック機能の整備や、経営や他部門と連携した戦略の立案・推進を通じ、海外事業強化を見据えた社内管理体制を構築していただきます。

小売業(日用品) 物流部門責任者 部長クラス 年収2000万円

  • 年収:~2000万円
  • ミッション:物流のスペシャリスト兼部門責任者として、全国の営業所からクライアント施設までの物流網を見直し、より効率的な状態にしていただきます。また、部門のマネジメント全般もお任せします。
  • ミッション:物流のスペシャリスト兼部門責任者として、全国の営業所からクライアント施設までの物流網を見直し、より効率的な状態にしていただきます。また、部門のマネジメント全般もお任せします。

運輸業 事業部長 部長クラス 年収1500万円

  • 年収:~1500万円
  • ミッション:事業責任者として、ロジスティックス事業全体のマネジメントをお任せします。意欲的な社長のもとで、売上拡大に向けた営業マネジメント(人員配置・案件管理)、マーケティングなどを、大きな裁量を持って推進していただけます。
  • ミッション:事業責任者として、ロジスティックス事業全体のマネジメントをお任せします。意欲的な社長のもとで、売上拡大に向けた営業マネジメント(人員配置・案件管理)、マーケティングなどを、大きな裁量を持って推進していただけます。

メディア 事業責任者 部長クラス 年収1500万円

  • 年収:~1500万円
  • ミッション:プラットフォーム事業の責任者として、既存サービス拡大に向けた戦略を策定するとともに、新規事業の立ち上げにも取り組んでいただきます。独立・起業を志向している方も大歓迎です。
  • ミッション:プラットフォーム事業の責任者として、既存サービス拡大に向けた戦略を策定するとともに、新規事業の立ち上げにも取り組んでいただきます。独立・起業を志向している方も大歓迎です。

電子機器メーカー 現地法人責任者(東南アジア) 部長クラス 年収1500万円

  • 年収:~1500万円
  • ミッション:責任者として、東南アジアに複数ある拠点のいずれかに赴任していただきます。拠点や人材の管理、および現地工場の管理・生産性向上を主なミッションとして担当していただきます。また、現地企業に対する営業活動の推進もお願いします。
  • ミッション:責任者として、東南アジアに複数ある拠点のいずれかに赴任していただきます。拠点や人材の管理、および現地工場の管理・生産性向上を主なミッションとして担当していただきます。また、現地企業に対する営業活動の推進もお願いします。

非鉄・金属製品メーカー 海外工場長 部長クラス 年収1500万円

  • 年収:~1500万円
  • ミッション:海外工場長として、当社の売上の大半を支える主力工場の1000人を超える従業員のマネジメントや、生産性向上のための施策の立案・実行をお願いします。
  • ミッション:海外工場長として、当社の売上の大半を支える主力工場の1000人を超える従業員のマネジメントや、生産性向上のための施策の立案・実行をお願いします。

電子機器メーカー 品質責任者 部長クラス 年収1500万円

  • 年収:~1500万円
  • ミッション:リチウムイオン電池製造の品質責任者として、国際規格に適合した生産を徹底して行う責任者を務めていただきます。
  • ミッション:リチウムイオン電池製造の品質責任者として、国際規格に適合した生産を徹底して行う責任者を務めていただきます。

電子機器メーカー 現地法人責任者(中国) 部長クラス 年収1500万円

  • 年収:~1500万円
  • ミッション:現地法人責任者として、中国へ赴任していただきます。拠点や人材の管理のほか、現地企業への営業を主なミッションとして担当していただきます。また、現地工場のマネジメントもお願いします。
  • ミッション:現地法人責任者として、中国へ赴任していただきます。拠点や人材の管理のほか、現地企業への営業を主なミッションとして担当していただきます。また、現地工場のマネジメントもお願いします。

生活必需品メーカー 海外工場長 部長クラス 年収1500万円

  • 年収:~1500万円
  • ミッション:海外工場長として、生産性の向上に取り組んでいただきます。近年、現地の人件費が上昇傾向にあり、海外売上が拡大する一方で、工場運営のコストが増加中。そこで、製品の品質と生産性を改善し、利益体質を作り上げることがミッションです。
  • ミッション:海外工場長として、生産性の向上に取り組んでいただきます。近年、現地の人件費が上昇傾向にあり、海外売上が拡大する一方で、工場運営のコストが増加中。そこで、製品の品質と生産性を改善し、利益体質を作り上げることがミッションです。
72
 
 
1
  • 業種
  • 従業員数
  • 社長の特徴

 
会員登録

会員様のご経歴に応じて、特別案件としてお知らせしております。
※会員登録は無料です。

こちらの記事も読まれています。

法人営業は年齢は関係ない?転職のメリットと求められるスキルとは

企業間の様々な取引を担当する法人営業は、個人を対象とする個人営業とは異なるスキルが求められます。ここでは、法人営業への転職を考えている方のために、その仕事内容や転職するメリットなどを詳しく解説していきます。

コロナ時代の転職で成功するには?転職市場の変化や必須スキルを紹介

コロナ時代を迎え、業績が拡大している産業と苦境に陥っている産業に二極化したり、求められる人材が変化したりなど、転職市場も大きな影響を受けています。Withコロナ・Afterコロナ時代において転職で収入アップやキャリアアップを目指すなら、現状を知り、正しく備えることが大切です。本記事では、新型コロナによる転職市場の変化や、積極採用している企業と注目されるスキル、転職で成功するポイントを紹介します。

ベンチャー企業の役員に転職する魅力・注意点や成功のポイント

ベンチャー企業の役員職は、経営ビジョンを共有した仲間と働くことができ、大きな裁量権を得られる一方、業績の安定化や社内体制の整備といった課題もあります。役員として転職する際は、ベンチャー企業で働くメリットやデメリットを知り、慎重に判断することが大切です。本記事では、ベンチャー企業の役員として働く魅力や注意点、年収目安や活躍の要件を紹介します。

 ここから先は会員のみご利用になれます。

■会員登録がお済みでない方は、下記からご登録ください。

■既に会員の方は、ログインしてください。

退会手続きを行う場合はログインが必要です。

退会手続きを行う場合はログインが必要です。

↑